ハンドメイドマーケットの『〇〇さま専用ページ』。そのルール、誰に課されたルールですか?
こんにちは。pieni-roccoです。
グダグダと悩み、ブログで愚痴っていましたが、
リクエスト&オーダー受注(取り置き含む)について、もやもやしていた考えがやっと言葉になりました。
今までの
もすべて私の本当の気持ちですが、リクエスト者様の購入(買うor買わない選択)の自由についての内容が主でした。批判されたくないしなぁとの気持ちもありました。
今日は、「仕事として販売サイトを利用している者」としてのpieni-roccoの考えを書こうと思います。
※はじめに、
・この後に書く内容について、どう感じられるかは人それぞれだと思います。
リクエスト者様専用(アカウント名指定)ページをお使いの方、またその方法を希望される方は嫌悪感を抱かれるかと思います。これ以降、目を通すことはお勧めいたしません。
・ハンドメイドに限らず販売を行う方は、
どなたもいろんな方法について、それぞれメリットデメリットを熟考したうえで、ご自身に一番合う販売方法を選択していると思います。
ライフスタイル・商品・ターゲットのお客さま等々、1人1人違いますのでどの販売方法がいいと一概に言えるものではありません。皆さまの販売方法についてどうこう言うつもりも一切ありません。pieni-rocco(以下、私)としての販売方法を書いているだけですので、誤解が起こらないことを願います。
今までにも幾度かのお問い合わせがあり、また私自身も悩み続けたことですが、
ハンドメイドマーケット内での『リクエスト者様専用(アカウント名指定)ページ』(以下、専用ページ)のご希望に沿う事はできません。
(『リクエスト者様専用(アカウント名指定)ページ』というのは、販売サイトでの商品掲載において、会員であればどなたでもご購入できる環境のなか、タイトルに”〇〇様専用”や説明文に”ほかの人はご購入をお控えください”などを書いた商品販売ページのことです。)
なぜなら、
この『専用ページ』というものが、誰にルールを課せているのか?という疑問があるからです。
『専用ページ』での掲載を行うというルールを作り、約束(契約)を結ぶのは、販売者とリクエスト者様です。ですが、作られた『専用ページ』で購入の権利を阻害されるのは(つまり買っちゃいけないというルールを課されるのは)関係のない第三者のお客さまです。
第三者は、約束(契約)を結んでいません。守る必要がないというより、そのルール自体ルールになっていないのではないかと私は感じてなりません。
もし、『専用ページ』として掲載した商品を リクエスト者様とは異なる方が ご購入された場合、どうするのでしょうか?
可能性は少ないかもしれませんが、タイトルや説明文の注意書きに気づかず、商品写真を見て注文ボタンを押される場合もあると思います。
その際、
―リクエストした人しかダメだから、キャンセルしてください―とお伝えするのでしょうか?誰もが注文ボタンを押せる環境であるのなら、誰にでも購入する権利があります。(販売サイトでは、会員なら誰でも注文ボタンを押して購入する権利を有しています。パスワードなどで注文ボタンに制限をかけているのであれば、話は別ですが…そういったシステムは今のところないサイトです。)
キャンセルをお願いしないにしても、リクエスト者様はご自分が買えなかったのは誰のせいだと思いますか?『専用ページ』って書いていたのに、注文をした第三者のせいだと思われるでしょうね。
そして、販売者も『専用ページ』を作っていたのだから、販売者側に責任はないと考えるのでしょう。
では、ご注文をされた方は『お客さま』ではないのでしょうか?
あなたが販売者であった場合、リクエスト者様だけがお客さまなのでしょうか?それともキャンセルせずに商品発送するから注文した第三者もお客さまだというのでしょうか?どちらにしても、注文した第三者が悪いと思いながら、対応するのだろうなと思います。
私にとっては、リクエストをしてくださった方もご注文してくださった方も同じく大切なお客さまです。
その大切なお客さまを悪者にしたいとは思いません。
人は、わかりやすいもの・自分が悪くならずにすむものを悪者にする生き物です。
『専用ページ』を作ってほかの方が購入すれば、その購入した人を悪者にします。
何の指定も記載もない状況でほかの方が購入すれば、指定や記載をせずに掲載を行った販売者を悪者にするでしょう。
私の商品を買ってくださったお客さまの誰かを悪者にするくらいなら、私が悪者になることを選びたいと思います。心はささくれていきますが、お客さまを悪者にするよりよっぽどいいと思っています。
悪者にするというだけではありません。
自由に購入する権利を侵害することになるのではないかと思います。(法律について無知ですので、まちがっているかもしれません。個人の解釈です)
『〇〇さましか購入しないでください。』もしくは、『購入はお控えください。』という文言は、他のお客さまに買ってはいけないと書くことと同じことです。
購入する権利をもつお客さまに買ってはいけないという事は、権利の侵害になるのではないかと思うのです。
注意事項を書き、それに同意した上で購入してくださいというのは、お客さまに 購入(買うor買わない)を選択する権利 が残ります。
ですが、一方的にこの人以外買わないでくださいというのは、1名を除くすべてのお客さまの 購入(買うor買わない)を選択する権利 を潰しています。
リクエスト者様も第三者の方も同じく大切なお客さまです。どちらかだけが大事ではありません。ですが、わざわざリクエストのメッセージを送る手間を踏んでくださっているリクエスト者様は、優遇されるべきお客さまだとは思います。
ルールを作るのであれば、約束(契約)を交わす当事者(この場合、販売者とリクエスト者様)間で、ルールが課されなければならないと私は思います。
そのため、掲載開始日&開始時間の事前告知をリクエスト者様のみに行っています。
他の方には知らせずにリクエスト者様のみに事前に知らせることは、第三者の購入する権利を侵害しませんし、他のお客さまを悪者にもしません。
最低3回(リクエスト受付、掲載前日のお知らせ、掲載直前のお知らせ)のメールや時間指定による掲載は、販売者側への時間的&心理的負担になるので決してお勧めはしませんが、私が決め自分に課せたルールですので当り前の仕事だと思っています。
リクエスト者様には、掲載時間にページを見るというご負担をおかけしてします。このご負担については、常々悩んできました。買わない自由がある代わりに、買いたいならすぐに見ろと強制しているのではないかと。
いろいろ考えましたが、私がご対応できるのは掲載時間の変更のみです。
アカウント名を出して他のお客さまの権利を侵害し問題になった場合、販売者だけでの問題で済むのか私にはわかりません。アカウント名を一部でも出していれば、リクエスト者様を特定できるかもしれない。そうなれば、成立しないルールを作って第三者の権利を侵害した者としてリクエスト者様にまで影響が及んでしまうかもしれません。そうなってしまえば、リクエスト者様までもが悪者になってしまいます。私はリクエスト者様も悪者にしたくありません。
リクエストを受けて掲載した商品を第三者のお客さまが注文された場合、再度お作りし同様の手順で掲載を行っています。
何度も同じご面倒(開始時間にすぐ見る)をリクエスト者様におかけしてしまいますが、私にできる事は何度でもお作りすることだけです。
“権利権利と堅苦しい事を”と思われるかもしれませんが、販売を行うのであれば、たとえ個人のど素人であっても権利について考える必要があると思っています。
今回書いたことについて、共感してくださる方がいらっしゃるのか...もしかしたら一人もいないのかもしれませんね( ̄  ̄)
批判しかないかもしれません。考えすぎやと思われるかもしれません。
さっさと売れたらいいだけやろ?と思われるかもしれません。
どう捉えられても、仕方がないと思っています。
『専用ページ』を利用されている方がたくさんいらっしゃいますので、
『専用ページ』について、違う考えをお持ちの方が多いことはわかっています。
ただ、私の考え方が人と違うだけ。
皆が『専用ページ』を利用していても、私はどうしても受け入れられなくて、何度お問い合わせがあってもお応えすることができないだけです。
はじめにも書きましたが、他の方の販売方法についてどうこう言うつもりはありません。pieni-roccoとして、どんなに考えても上記のようにしか感じられないので、『専用ページ』は作らないと言いたいだけです。これを書いたら、問い合わせ減るかなとか腹黒く考えてたりしてますが( ノωノ)それより、反感かってフォロワーとは減るんかもな( ̄― ̄)仕方ないですね。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。
こんな考え方のpieni-roccoではございますが、興味がわきましたら時々見ていただけましたらしあわせです。
ではでは。
あは~。たくさんの人、敵にまわすわ~( ̄  ̄)
このブログ読んでる人なんて限られてるけど、何かの批判的な記事ってなぜかそれだけアクセス上がったりするから嫌なのよね~上がんないといいなぁ。
でも書いちゃいました( ̄▽ ̄)あは。